Fuko パリっ子の素敵な知恵

フランスと日本のハーフであるFuko(フーコー)がナチュラルで素敵な自分を見つけるべく、美容、健康、生活等の情報を発信していきます!

「Bonjour!」挨拶から始まる一日

 

 私の祖母のお家はパリのど真ん中ではなくて、パリを通っているRER(日本のJRみたいな列車)でパリの中心まで20分くらいのところ。

とてものどかで、毎年近郊の町と一緒に「花の溢れる町」を目指していたるところに綺麗な花のアートが出現する。

 私の祖母の家もそんな町の小さな道に面していて、築200年近くたってる。

母屋とガレージ、庭小屋と馬小屋(今は物置になってしまっているけど!)、ワインケーブとお庭がある。こじんまりしているけど、味が有ってとっても落ち着く、家族の歴史を見つめてきたお家だ。

 

 さて、朝起きて、眠い目をこすりながらパジャマの上にお気に入りのガウンを着て2階の私の部屋から1階のキッチンに降りていくと、もう大抵早起きのおばあちゃんは起きていてBonjour,Fuko!(フーコー、おはよう!)」と朝から抱きしめてくれる。

おばあちゃんのエメラルドグリーンのガウンは綺麗な白髪にとっても似合っていてエレガント♡

 

フランスの朝ごはんはとっても軽い。

私はボールに角砂糖を一個落として、一杯のブラックコーヒー、

タルティンというパンをトースターで焼いたものが一枚。それに本物のバターとおばあちゃん手作りのいちじくジャムやラズベリージャムをたっぷり付けたていただくと、朝からとっても幸せな気持ちになれる!

あと、お腹のためにヨーグルトかフレッシュチーズを毎朝食べている。

我が家の伝統で、朝ごはんの間、キッチンにはラジオが流れていて、天気予報や簡単なニュースを聞くことになっている。

これはとっても画期的で、その日どこに行っても話題のニュースを知っているから会話に困らないし、その日のお天気も分かるから、雨が降りそうなときは傘を持って外出できるし、熱くなりそうだったら日傘や帽子を被って出かけられる。

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朝ごはんが終わるとシャワーをして、お洋服と髪をセットして、軽くお化粧をしたら出発準備完了!

 

 おばあちゃんにハグをして門を出ると、さっそく向かいのおじさんが「Bonjour!」と手を振ってくれる。私も大きな声で「Bonjour!」と手を振り返す。

でも、何もこのおじさんが特別心の優しい人や、親しい人なわけではない。

 フランスでは、少なくても私のおばあちゃんのお家の有る町ではこれが当たり前で常識。みんなの習慣になってる。

道で会った近所の人に大きい声で、笑顔で「Bonjour!(おはよう!」と言うところから外出が始まる。

でも、それってとっても素敵だと思う!

挨拶をしてもらって嬉しくない人はいないし、とってもあたたかくて爽やかな素敵な気持ちになれるから。

 

 私は北海道の出身だけれど、地元では(本当に田舎!)みんなフランスみたいにしっかり挨拶をしていたけれど、小さい時に引っ越した札幌ではみんな目を合わせてもくれなくてとっても寂しかった。

 大学のために上京してからもそう。いつしか私も、人に挨拶をすることがだんだんこわくなってしまって、冷たい顔で朝家を出ていくようになってしまったな、って、フランスに行くといつも反省していた。

 

挨拶の出来る人はとっても魅力的で素敵だと思う。

札幌でもそういマダムがいて、とっても憧れていた。彼女の笑顔はとっても魅力的だったから。

「挨拶をしっかりしなさい」って学校では習ったけど、いったいどのくらいの人が出来るようになったんだろう?

 

私は挨拶の出来る大人になりたいな。

その方がきっと魅力的で素敵な一日になるはずだもの!

 

おばあちゃんの手作りジャム!庭で取れたいちじくで作ったもの☆

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上海のお家に持って帰ってきて食べてみたけど、やっぱり一番美味しい♡

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